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薄、芒(すすき)
秋の野に風が渡り、薄の花穂が揺れるのを見ると、
いよいよ深まりゆく秋のしみじみとした風情を感じますね。
枕草子にも
「秋の野のおしなべたるをかしさは薄こそあれ。
穂先の蘇芳にいとこきが、朝露にぬれてうちなびきたるは、
さばかりの物やはある」
という美しい文章があります。
薄は、萱(かや)、尾花などとも呼ばれ、
山上憶良が万葉集に、
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」
と詠んだように、秋の七草のひとつでもありますね。
薄はイネ科ススキ属の多年草であり、各地の山野に群生しています。
秋の月見にお供えとして使われるのには、
収穫物を悪霊から護り、翌年の豊作を祈願する意味があるそうです。
また沖縄にはススキの葉を輪に結んで魔除とする風習があるのだとか。
薄は神秘的な力を持つと信じられてきたのですね。
また、茅葺き屋根とは、薄や茅(ちがや)を乾燥させたもので
屋根をふいたものです。
かつての日本家屋には欠かせないものであり、
薄や茅を刈るところは「茅場」と呼ばれ大切にされたそうです。
今では茅葺屋根を目にすることも少なくなりましたが、
自然や季節に密着した日本人の生活様式の奥ゆかしさを、
大切にしていきたいですね。
いよいよ深まりゆく秋のしみじみとした風情を感じますね。
枕草子にも
「秋の野のおしなべたるをかしさは薄こそあれ。
穂先の蘇芳にいとこきが、朝露にぬれてうちなびきたるは、
さばかりの物やはある」
という美しい文章があります。
薄は、萱(かや)、尾花などとも呼ばれ、
山上憶良が万葉集に、
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」
と詠んだように、秋の七草のひとつでもありますね。
薄はイネ科ススキ属の多年草であり、各地の山野に群生しています。
秋の月見にお供えとして使われるのには、
収穫物を悪霊から護り、翌年の豊作を祈願する意味があるそうです。
また沖縄にはススキの葉を輪に結んで魔除とする風習があるのだとか。
薄は神秘的な力を持つと信じられてきたのですね。
また、茅葺き屋根とは、薄や茅(ちがや)を乾燥させたもので
屋根をふいたものです。
かつての日本家屋には欠かせないものであり、
薄や茅を刈るところは「茅場」と呼ばれ大切にされたそうです。
今では茅葺屋根を目にすることも少なくなりましたが、
自然や季節に密着した日本人の生活様式の奥ゆかしさを、
大切にしていきたいですね。
10月
【季語】
〜神無月〈時雨月・陽月・初霜月・小春〉〜
秋晴れ、秋の田、案山子、初紅葉、砧、稲扱、藁塚、
落穂、連雀、茸狩、錦秋、紅葉狩、竜田姫、神嘗祭、
鹿垣、添水、豊年、夷講、誓文払、渡り鳥、紅葉鮒、
吊し柿、夜長、かちぐり、残菊、芦刈、露寒。
【時候の挨拶】
◆清秋(黄葉・寒露・錦秋)の候…、
◆さわやかな秋晴れの季節となりましたが…、
◆「清風万里秋」という美しい禅語に心寄せ…、、
◆菊の香りもゆかしい季節となり…、
◆日一日と日足が短くなり深まる秋を感じ…、
〜神無月〈時雨月・陽月・初霜月・小春〉〜
秋晴れ、秋の田、案山子、初紅葉、砧、稲扱、藁塚、
落穂、連雀、茸狩、錦秋、紅葉狩、竜田姫、神嘗祭、
鹿垣、添水、豊年、夷講、誓文払、渡り鳥、紅葉鮒、
吊し柿、夜長、かちぐり、残菊、芦刈、露寒。
【時候の挨拶】
◆清秋(黄葉・寒露・錦秋)の候…、
◆さわやかな秋晴れの季節となりましたが…、
◆「清風万里秋」という美しい禅語に心寄せ…、、
◆菊の香りもゆかしい季節となり…、
◆日一日と日足が短くなり深まる秋を感じ…、
河豚(ふぐ)
フグの旬は冬場といわれています。
山口県下関市は、フグの取引を行う市場がある地として有名です。
下関では、フグの語呂合わせで、2/9を「ふくの日」と制定しています。
この日は、地元の恵比寿神社で、豊漁と航海安全を祈願する行事が行われます。
ところで、フグといえば毒。
強い毒から付いた呼び名には
「てっぽう(めったに当たらないが当たったら死ぬ)」
「きたまくら(死人の北枕)」
「がんば(棺桶)」
など、不吉なものが数多くあります。
本場の下関では、「ふぐ」は「不遇(ふぐう)」に通じる
ということで、これを跳ね返すべく「ふく(福)」と呼んでいるそうです。
フグの猛毒のテトロドトキシンは、肝や卵巣等に含まれます。
(フグによって毒のある部位は異なります。)
その調理には、専門的な知識と技術が必要なため、
調理師免許や各都道府県の定める各資格免許等が必要となっています。
取り除いた部位は、鍵の付いた容器に保管して規定の処理をするなど、
厳重な管理・対処が求められます。
そんなテトロドトキシンについてですが、
まだ解明されていない部分も多いそうです。
ところが、石川県の一部地域には、この猛毒を含む卵巣を長期間、
塩漬け、さらに糠漬けする方法により無毒にした
「河豚の卵巣の糠漬け」という脅威の郷土料理があります。
製造は、加工許可を受けた業者のみ行うことができます。
先人のチャレンジャー精神には、度肝を抜かれるものがありますね。
山口県下関市は、フグの取引を行う市場がある地として有名です。
下関では、フグの語呂合わせで、2/9を「ふくの日」と制定しています。
この日は、地元の恵比寿神社で、豊漁と航海安全を祈願する行事が行われます。
ところで、フグといえば毒。
強い毒から付いた呼び名には
「てっぽう(めったに当たらないが当たったら死ぬ)」
「きたまくら(死人の北枕)」
「がんば(棺桶)」
など、不吉なものが数多くあります。
本場の下関では、「ふぐ」は「不遇(ふぐう)」に通じる
ということで、これを跳ね返すべく「ふく(福)」と呼んでいるそうです。
フグの猛毒のテトロドトキシンは、肝や卵巣等に含まれます。
(フグによって毒のある部位は異なります。)
その調理には、専門的な知識と技術が必要なため、
調理師免許や各都道府県の定める各資格免許等が必要となっています。
取り除いた部位は、鍵の付いた容器に保管して規定の処理をするなど、
厳重な管理・対処が求められます。
そんなテトロドトキシンについてですが、
まだ解明されていない部分も多いそうです。
ところが、石川県の一部地域には、この猛毒を含む卵巣を長期間、
塩漬け、さらに糠漬けする方法により無毒にした
「河豚の卵巣の糠漬け」という脅威の郷土料理があります。
製造は、加工許可を受けた業者のみ行うことができます。
先人のチャレンジャー精神には、度肝を抜かれるものがありますね。
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